網野神社

今年度の網野神社の例祭神事に関して
あみのじんじゃ通信 第229号[令和4年9月10日発行]より転載

初秋の候 ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。
さて、来る10月9日(日)10日(祝・スポーツの日)に斎行予定の網野神社の例祭に関して、お知らせいたします。
昨年、一昨年と通常より縮小した形での例祭を行ってまいりましたが、今年は感染防止に努めながら、いくつかの行事を復活させたく準備しております。


御旅巡幸を3年ぶりに執り行います

網野神楽保存会・網野太鼓も3年ぶりに奉納します
(網野神楽保存会・網野太鼓の奉納日時の詳細はあみのじんじゃ通信第230号[令和4年9月25日発行予定]でお知らせします)

子ども屋台巡行は中止といたします

(子ども屋台の巡行は行いませんが、子ども屋台を装飾して境内に展示することが決まっています。)

神輿連の神輿巡幸に関して…
網野神社神輿連は昭和56年の結成以来、その年の本厄歳を迎えた世代が中心となり、自主的に神輿巡幸を司り、例祭の華として町内を盛り上げてまいりました。
そうした中、平成25年には数年先を見据え、神輿連を構成する若い世代の減少や神輿連自身の少なからぬ時間的・経済的な負担の大きさなどの問題提起がなされました。
以来、神社も間に入りつつ、諸問題を改善すべく取り組んでまいりましたが、ここに来て、神輿連を担う若い世代の減少が顕著となり、これまでのように大人数で御神輿を担いで巡幸を行うことは、もはや難しい状態となりました。
そのため、今年から神輿連の御神輿は還暦者の御神輿同様に台車に載せ、本厄年世代が曳く形にして、網野神社の御旅行列に加え巡幸することといたします。
このようなわけで、これまで町に活気を与えてくれた神輿連独自の巡幸は姿を変えますが、今後も引き続き、例祭ならびに御旅行列のあり方を関係者一同で模索してまいりたいと考えています。
どうか、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。


令和4年9月10日
網野神社宮司 西川康一
網野神社責任役員総代一同


網野神社例祭 令和4年10月10日(祝・月・スポーツの日) 

午前8時30分…例祭斎行(宮司祝詞奏上、浦安の舞奉納、玉串奉奠、御神輿へお御霊遷し)

午前10時頃……二基の御神輿が網野神社より御旅へ出発

午前11時頃……元宮祭斎行 [この間、御陵交差点では御神楽、太鼓奉納演奏予定]

正午頃……………二基の御神輿が網野神社に帰着,続いて還幸祭斎行

注意・・・感染状況や天候、その他都合により変更の場合もあります。


 ○網野神社例祭についてご説明いたします

網野神社例祭…一年で最も重要な神事(しんじ)(おまつり)

網野神社例祭とは、氏神さま(網野神社の神さま)の絶え間ないご加護と秋の恵みや収穫を祝って氏神さまに感謝する神事(おまつり)で、一年で最も重要な神事です。


神輿渡御(みこしとぎょ)…神さまがお神輿(みこし)に乗って町々をお巡りになります
網野神社例祭には二基の御神輿が出ます。二基の内、一基は網野神社の主祭神である日子坐王(ひこいますのみこ)を乗せ、今年度の還暦者が曳きます。
もう一基は、住吉大神(すみよしおおかみ)と水江浦嶋子神(みずのえうらしまこのかみ)を乗せ、網野神社神輿連に曳いていただきます。二基の御神輿は町中を巡ります。
これを御旅といいます。
皆さまのお近くで御神輿が見えましたら、氏神さまに日ごろの感謝を捧げましょう。



元宮祭(もとみやさい)…年に一度の氏神さまのお里帰り
町中を巡った二基のお神輿は、午前11時頃、御陵交差点に合流します。そこで、日子坐王(ひこいますのみこ)の御神霊(おみたま)は神職により大切に抱えられ、網野南小学校の北東にある網野神社の元宮にお遷りいただき、元宮祭を執り行います。

網野神社元宮とは、古き時代に日子坐王(ひこいますのみこ)がおまつりされていた場所です。

御神霊には一時、元宮にお鎮まりいただき、今日の御旅を無事に修めることができますようにということと、氏子や世の中の平安を祈願する元宮祭というおまつりを執り行います。
この間、御陵交差点では、住吉大神と水江浦嶋子神の御神輿を前に神楽や太鼓がにぎやかに奉納されます。
元宮祭を終えて日子坐王の御神霊が御陵交差点にお戻りになられれば、御旅は神社に向かいます。
こうしたことから、網野神社例祭とは平たく申しますと、神様が町々を巡りながらお里帰りをされるという非常に珍しいお祭りなのです。

過去の網野神社例祭の様子
令和元年度網野神社例祭
令和2年度網野神社例祭
令和3年度は備忘録にあります