令和7年版 入魂!ちりめんおみくじ

網野神社

令和7年版
入魂!ちりめんおみくじ


丹後織物 禊(みそぎ)の会謹製

お初穂料 一体 300円

蠶織神社祈願祭には毎年、「丹後織物 禊の会」から縮緬の白生地の反物がご神前に奉納されます。
そして、その奉納された反物は次の年に染められ、小さなおみくじ袋へと生まれ変わります。
今年も素敵なおみくじ袋が仕上がりました。
生地はピースという品種の薔薇の花があしらわれ、お色もピースの薔薇にちなんだ黄色に染めて、白生地との切り替えにしてあります。
禊の会様によりますと今年のおみくじ袋は平和(ピース)への祈りを込めて作っていただいたとのことです。
とても上品で可愛らしい仕上がりとなっています。
数に限りがあります。お早めにどうぞ。



入魂!ちりめんおみくじに秘められたエピソード

 大正14年に、養蚕の神さまと機織りの神さまをお招きし、当地の織物業の守り神としてお祀りが始まった蠶織神社。以来、毎年4月に斎行する祈願祭ではご神前にご神饌(しんせん…神事の最中、神さまがお召し上がりになる食べ物)に加え、そのご神徳にちなんでちりめんの反物も献じられます。
 そして、献じられる反物は、平成24年から丹後の機屋さんの有志による「丹後織物 禊(みそぎ)の会」のみなさんより奉納していただくようになりました。この反物には禊の会のみなさんの「織物業の原点に返って織り上げる」という並々ならぬ決意が込められています。会のみなさんは網野神社の拝殿で大祓詞(おおはらえことば…お祓いの祝詞)を奏上し、心身ともに清浄の上に清浄を期してこの祈願祭用の反物の製作に入られるのです。
 
 祈願祭の後、このちりめんの反物は今一度、禊の会のみなさんの手により美しく染められ、可愛らしいちいさな袋に縫製され、中におみくじを納め、網野神社の社頭で授与をしております。(一体 300円)
 ご神前に奉納された特別な反物からつくられた「ちりめんおみくじ」。入魂の丹後ちりめんをあなたも手にしてみませんか。

(写真は令和2年4月13日に斎行された蠶織神社祈願祭の祭壇の様子。上段の中央に反物が供えられてあるのがおわかりになりますか?あのように、毎年、ちりめんの反物が神前に奉納されています。)